SUMBA PAGE4

SUMBA PEOPLE

翌日はうねりが他よりふた回りは大きいというポイントへ向かう。昨日の"God's left"の右側に延びるビーチの突き当たりで、岬の左側のレギュラーが綺麗に割れていた。最初見た時、沖がかなりいい波だったので、さっそく一番長い板を持って波打ち際まで行ったけれど、そこで改めて海を良く見ると手前のビーチブレイクがかなり大きい。おまけに5分に一回はクローズアウトセットがやってくる。これは不可能とあきらめて引き返した。ここは他のポイントがフラットの時にビーチ、沖のリーフとも良さそうなポイントで、今回のサーフィンは次回に持ち越しになった。
ビーチにはサーフィンどころか外国人を初めて見る子供達らが集まってきていた。ほとんどが遠巻きにして私たちを観察していたが、中には用心深い猫のように大人の後ろに隠れて片目だけ出してこちらをじっと見つめている子供もいる。その子のそばに近ずくと恐がって泣き出してしまった。写真を撮らせてもらうために、子供には持ってきたクッキーを、大人にはガラムを配ると我々との距離がいきなり狭まった。まさか写真を撮ると魂までとられてしまうとは思ってはいないだろうが、彼達を撮ったデジカメの液晶画面に目を丸くして、私にも見せて俺にも見せろとパニック状態になってしまった。自分の姿を見るのは初めてだったのでしょう。帰っていく車を歓声を上げながらどこまでも追いかけてくる子供達がタイヤに触れてけがをしないかと心配した。
人工物が何もない自然のビーチ
この島も岬が多く、その岬沿いにブレイクするまだ誰もサーフィンをしていないバージンポイントがたくさんある。問題は海岸までのアクセスで、最低四駆を持ったガイドは必要だ。ほとんどの岬は未開発で道がない。しかし、その沖では根に沿ってパーフェクトなレフト、ライトがブレイクしている、、、、、。自分だけのポイントでサーフィンしたいと思う方は、リスクを覚悟のうえこの島に出かけて行って欲しい。山が多いため気候が涼しく、自然のリズムでゆったりと時が流れ、波が豊富。私の勝手な想いだが、10年後に訪れたときにも、このまま変わらずにいて欲しいものだ。
97年8月末発売のサーフィンワールド誌にも同様記事掲載予定。SW誌はプロカメラマン仲山氏の写真です。ご期待下さい。
jackwave@leftsurf.com
SUMBA INDEXへ戻る
|WHAT'S NEW|
SURFTRIP|
WEATHER|
SURFLINKS|
CLINIC|
PROFILE|
NSA|
JPSA|
ESSAY|
VISITOR|
BULLETIN BOARD|
SURFCHAT|
HOME
TRIPINDEX
These pages created and maintained by K.Naka
1997